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齧りかけの林檎

第3章 ● 待つ君の ♀side




出来る、出来ないではなく

今日は帰りたい。









でも社会人だから、出来ませんとは言えない。








「・・・・・出来ます」








そうかそうかと嬉しそうな課長を尻目に、

帰る支度をとっくに終わらせていたわたしをはじめ、

先輩も同僚も後輩もガックリと肩を落としていた。



みんな社会人として、ここはやっていかなければならないと思ったのだろう。






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