齧りかけの林檎
第4章 ● 待つ君の ♂side
「ん?わたし?27だよ」
衝撃的事実・・・!!!!!
合法ロリかよっ!?
(こんなことは言ってはイケません)
「あー・・・、
もしかして10代に見えた?
よく間違われるんだよねー。
お酒買う時とかも
いっつも年齢確認されるの」
お酒飲めんの!?
おれがおもしろい顔をしていたのかわからないけれど、
目の前の彼女は、すっごく楽しそうに笑っている。
「君は?君はいくつなの?何年生?」
なんで、制服なんて着てきてしまったんだ。
私服なら、もっと大人に見えていたかもしれないのに。
せめて、何年生?の質問は口から出てこなかったかもしれないのに。