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齧りかけの林檎

第4章 ● 待つ君の ♂side




ごまかすか!?



いや、ごまかしたところであまり変わらない。




「17、高2です・・・」








正直に答えた。








子供だって思われるのが恥ずかしいけれど、高校の制服じゃ嘘はつけない。




ごまかせたって高3とか?



変わらねぇ・・・・・。








わー!若いねー!いいなー!なんて笑顔で言う彼女。









いや、おれは今すぐにでも大人になりたいです。








あなたに少しでも近づきたい。








子供だなんて思われたくない。








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