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齧りかけの林檎

第4章 ● 待つ君の ♂side




ダッシュで自分の部屋に向かうと、思いっきりドアを開けた。



ちょっと!あんたもっと静かに開けなさいよ!家が壊れるでしょ!ってオカンが言ってるけど無視だ。




持っていた学校のバッグをベッドに放り投げると、クローゼットのドアを開けた。








少しでも大人っぽく見える服、どれだ。



彼女を待たせているから悩んでいる時間はない。



でもすきな子に逢いに行くんだから、少しでもかっこよく見られたい。








それが男心ってもんだろ?



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