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齧りかけの林檎

第4章 ● 待つ君の ♂side




本屋に着くと、彼女を探した。



たぶん、小説の置いてあるコーナーにいると思う。



図書館で見る君の手には、いつも小説があったから。









大きな本棚が邪魔で、奥まで見渡せない。



いつも立ち読みする漫画の置いてあるコーナーを通り過ぎ、

一番奥にある、小説の置いてあるコーナーに急いだ。








-----いた。









やっぱり本屋の一番奥、小説の棚の前に。













声をかけようと思って、気付いた。













おれ、彼女の名前













知らないんだった・・・・・!



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