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齧りかけの林檎

第4章 ● 待つ君の ♂side




傍まで行って声をかけようとした。



でも、あと少しで彼手が届く場所で




立ち止まってしまった。








なぜ居る・・・?








隣には今一番会わせたくない人、








図書館の人が居た。













少しくしゅっとした黒髪に、黒い眼鏡をかけているあの人。








彼女よりも年上だろう。








彼女の楽しそうな笑い声を聞いていると、居ても立ってもいられなかった。








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