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戦争と平和

第4章 練習

ディズさんを解放し、廊下に出ると、
もう朝になっていた。

「疲れたなぁ…」
「なにが?」

振り向くと、カエデさんが立っていた。

「え、いや…それは…」
「わかってるわよ。他の兵士が興奮して たわ」
「えぇ!?//そんな…聞こえてたんだ」
「まぁね。部屋に来なかったから、心配 でしかたなかったわよ」
「すいません…」
「今度から気をつけなさいよ」
「は、はい…」

嘘…全部聞かれてたなんて///

「あ、君が紅葉ちゃん?」
「ふえっ!?あ、そうですけど…」
「やっぱりかわいいね。シドとエルヘヴ ンに狙われたのもわかる」

この人も知ってるのかぁ…
恥ずかしい///


「そうそう、ボスが呼んでたよ」
「あ、そうなんですか。ありがとうござ います」

私は頭をさげると、
ボスの部屋に向かった。


ドアをノック。
返事がきたので入った。

「お邪魔します…」
「そこ座りなよ」

なんの話だろう。
もしかして、昨日騒がしかったから?

「あのさ、シドとエルヘヴン知らない?」
「え、外で戦ってるんじゃ?」
「いないんだ。最後に会ったのは紅葉ち ゃんでしょ?」
「そう…ですけど。わかりません」
「そっか…そうだ、シドから預かってた んだけど…」

ボスは袋を出した。なんだろう?

「飲んでほしいとかさ。紅茶とかに混ぜ たら?」
「そうですね。じゃあ、私はこれで」

袋にはなにも書かれていない。

私は部屋に行った。

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