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水那月 🌙

第1章 潜在能力

初めて現れたのは4歳の時 。
俺があげたお菓子を食べた子が
お腹を壊して入院した

その時はまだ気付いてなかった

ただの食あたり だろうと
誰もが思っていた

その一週間後
一緒に遊んでいた子が
ブランコから落ちて額を4針縫った 。

そしてそのまた一週間後
お昼寝の時間、中々寝付けない俺を
寝かしつけてくれた先生が
呼吸不全を起こし亡くなった 。


「これは単なる偶然ではない」
「あの子は悪魔の子だ 」

周りの大人は俺のことを
「little devil 」と呼んだ 。

噂が広まっていき誰も近寄らなくなった

最初は味方してくれた親からも
気味悪がられ見放された 。

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