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水那月 🌙

第2章 新学期

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前後左右 何処を見ても
俺の眼に映るのは何も無い
正しくは 形では無い と
言ったほうがいいのだろうか

ココハドコ ダレカイナイノ .. ?

問い掛けるも帰ってくるのは
自分の声であって 。

改めて独りなんだと
夢の中でも実感した

と 突然視界が開け
その眩しさに目を細めて
見えてきたのは あの頃の
まだ何も知らない 俺 だった

ただ純粋に楽しそうに
毎日を過ごしていた日々

何気ないことで笑い 泣き
感情があった日々

やめて やめて やめろ っ!!

段々と自分が惨めになってきて
必死に叫んだ
もう見たくなかった

いつから自分はこうなって
しまったのだろう

ただただ 皆と仲良くしたかった
笑いあいたかった

本当に それだけなのに
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