ドラクエらんど
第13章 裏切り者
「ごめんなさいっ…あたしが月影さんをこんな風にっ…」
あたしの力が弱かったせいで、月影さんを完璧に生き返せれなかった…。
あたしが逃げたせいで、みんなを巻き込んでしまった…。
「全部あたしがわる…」
「自分を……責めないでください……」
「!」
俯くあたしの頭に、そっと月影さんの手が触れた。
………温かい………
「…一度は失った命……あなたが……みんなが俺を生き返らせてくれた…」
「……」
「だから俺は…簡単に死んだりしません」
「月影さん…」
「生きて…皆さんを守ります。
もう誰も、死なせやしない」
そう言うと月影さんはあたしから手を離し、グッと拳を握った。
「だ、だめだよ……月影さん! そんな身体で闘うつもりなの…!?」
あたしが叫ぶと、月影さんは優しく微笑んだ。
「大丈夫です、俺を…信じてください」
自信に満ちた姿でそう言い残すと、月影さんはれんじさんたちの元へと歩きだした。
「まっ……」
月影さんを止めなきゃ!!
でも…相手はレベル99。
逃げたところですぐ捕まってしまうかもしれない…!
あたしは震える手をギュッと握りしめた。
あたしの力が弱かったせいで、月影さんを完璧に生き返せれなかった…。
あたしが逃げたせいで、みんなを巻き込んでしまった…。
「全部あたしがわる…」
「自分を……責めないでください……」
「!」
俯くあたしの頭に、そっと月影さんの手が触れた。
………温かい………
「…一度は失った命……あなたが……みんなが俺を生き返らせてくれた…」
「……」
「だから俺は…簡単に死んだりしません」
「月影さん…」
「生きて…皆さんを守ります。
もう誰も、死なせやしない」
そう言うと月影さんはあたしから手を離し、グッと拳を握った。
「だ、だめだよ……月影さん! そんな身体で闘うつもりなの…!?」
あたしが叫ぶと、月影さんは優しく微笑んだ。
「大丈夫です、俺を…信じてください」
自信に満ちた姿でそう言い残すと、月影さんはれんじさんたちの元へと歩きだした。
「まっ……」
月影さんを止めなきゃ!!
でも…相手はレベル99。
逃げたところですぐ捕まってしまうかもしれない…!
あたしは震える手をギュッと握りしめた。