ドラクエらんど
第13章 裏切り者
「ノウマクサマンダ バザラ ダンセンダ マカロシャダ……」
……え、お経!?
「ノウマクサマンダ バザラ ダンセンダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン!!」
月影さんの声が徐々に大きくなる。
するとどうしたことか……勢いよく飛んできた羽根はボトボトと地面に落ちていった。
「……相手が悪魔なら……」
そう言うと月影さんは人差し指と中指を揃えて、空(くう)を切り始めた。
「臨、兵、闘、者、階、陳、烈、在、前!!」
「ぐおおおおおおおっ……!!」
月影さんの言葉が言い終わらないうちに、銀髪青年は頭を抱えながら悶え苦しみ始めた。
「ぐおおおっ……!!」
そして平衡感覚が保てなくなった鳥のように地面に急降下する。
ドオオオオンッ!!
銀髪青年は大きな羽根で砂埃を巻き上げながらもがいていた。
しかし時間と共にその動きも徐々に弱まっていく。
「………やったのか?」
『すごいぴょん、月影!!』
月影さんのもとに、れんじさんとうさぴょんが駆け寄る。
「月影さんっ……」
あたしも…と駆け寄ろうとした時に、レイナちゃんと目が合った。
「レイナちゃん…」
さっきレイナちゃんに言われた言葉を思い出す。
あたしはもしかしたらずっとレイナちゃんに嫌われていたのかな……。
……え、お経!?
「ノウマクサマンダ バザラ ダンセンダ マカロシャダ ソワタヤ ウンタラタ カンマン!!」
月影さんの声が徐々に大きくなる。
するとどうしたことか……勢いよく飛んできた羽根はボトボトと地面に落ちていった。
「……相手が悪魔なら……」
そう言うと月影さんは人差し指と中指を揃えて、空(くう)を切り始めた。
「臨、兵、闘、者、階、陳、烈、在、前!!」
「ぐおおおおおおおっ……!!」
月影さんの言葉が言い終わらないうちに、銀髪青年は頭を抱えながら悶え苦しみ始めた。
「ぐおおおっ……!!」
そして平衡感覚が保てなくなった鳥のように地面に急降下する。
ドオオオオンッ!!
銀髪青年は大きな羽根で砂埃を巻き上げながらもがいていた。
しかし時間と共にその動きも徐々に弱まっていく。
「………やったのか?」
『すごいぴょん、月影!!』
月影さんのもとに、れんじさんとうさぴょんが駆け寄る。
「月影さんっ……」
あたしも…と駆け寄ろうとした時に、レイナちゃんと目が合った。
「レイナちゃん…」
さっきレイナちゃんに言われた言葉を思い出す。
あたしはもしかしたらずっとレイナちゃんに嫌われていたのかな……。