ドラクエらんど
第14章 ブラック…
俺は悪魔野郎と小柄男の方に視線をうつした。
未だ二人は睨み合ったままだ……
いや、様子がおかしい。
悪魔野郎は身動きひとつしていない…。
「死んだのか…?」
「ああ、思った通りだ。この身体は動きやすい」
「!?」
月影は不気味に笑っていた。
「うさ公っ…月影から離れろ!」
『?』
月影がうさ公に手を伸ばす。
それよりも早く、俺はうさ公を抱きかかえると地面を蹴って走り出した。
「逃がしはしない!」
すぐさま月影が追いかけてくる。
『ど、どうしたぴょん!?』
「あいつは月影じゃない…!」
悪魔は人に乗り移る。
あの銀髪の男もきっと元は普通の人間で…
「どうした!?」
小柄男が異変に気づき、こっちに走ってきた。
「あいつはお前たちの仲間じゃないのか?」
「あの悪魔野郎に…とり憑かれたんだ!」
「!」
『な、なにを言ってるぴょん? 悪魔野郎はあそこに…』
そう言いながら、うさ公が串刺しにされた銀髪男を指差す。
しかしいつの間にか翼はなくなり、普通の人間と化していた。
「残念だったな」
月影が笑いながら追い付いてきた。
「月影……」
どうして簡単に悪魔の侵入を許した?
お前はもう…そこにはいないのか?
俺はグッと拳を握った。
「悪魔にとり憑かれたのならば、貴様を倒すまでだ」
小柄な男はそう言うと、拳を構えた。
『やめるぴょん! 月影が死んでしまうぴょん!』
うさ公が俺の脇からスルリと抜け、月影の前に出る。
「よせ、うさ公!」
瞬間、うさ公の身体が宙に舞った。
月影がうさ公の身体を蹴りあげたのだ。
未だ二人は睨み合ったままだ……
いや、様子がおかしい。
悪魔野郎は身動きひとつしていない…。
「死んだのか…?」
「ああ、思った通りだ。この身体は動きやすい」
「!?」
月影は不気味に笑っていた。
「うさ公っ…月影から離れろ!」
『?』
月影がうさ公に手を伸ばす。
それよりも早く、俺はうさ公を抱きかかえると地面を蹴って走り出した。
「逃がしはしない!」
すぐさま月影が追いかけてくる。
『ど、どうしたぴょん!?』
「あいつは月影じゃない…!」
悪魔は人に乗り移る。
あの銀髪の男もきっと元は普通の人間で…
「どうした!?」
小柄男が異変に気づき、こっちに走ってきた。
「あいつはお前たちの仲間じゃないのか?」
「あの悪魔野郎に…とり憑かれたんだ!」
「!」
『な、なにを言ってるぴょん? 悪魔野郎はあそこに…』
そう言いながら、うさ公が串刺しにされた銀髪男を指差す。
しかしいつの間にか翼はなくなり、普通の人間と化していた。
「残念だったな」
月影が笑いながら追い付いてきた。
「月影……」
どうして簡単に悪魔の侵入を許した?
お前はもう…そこにはいないのか?
俺はグッと拳を握った。
「悪魔にとり憑かれたのならば、貴様を倒すまでだ」
小柄な男はそう言うと、拳を構えた。
『やめるぴょん! 月影が死んでしまうぴょん!』
うさ公が俺の脇からスルリと抜け、月影の前に出る。
「よせ、うさ公!」
瞬間、うさ公の身体が宙に舞った。
月影がうさ公の身体を蹴りあげたのだ。