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「あ、あの、これから何が…」



僕は長身の男をジッと見た。
キリッとした濃い眉毛に、パッチリとした目……鼻が高くて、髭と肌黒さがワイルドさをかもしだしている……



「ああっ！！」

「！？」



いきなりの僕の大声に、長身の男とひなたくんはビクッとした。



「…どうされました？」

「あ、いえ、すみませんっ…」



あれだ、なんかどっかで見たことあると思ったら…竹野内豊じゃないか！！



彼も竹野内豊のそっくりさん？
なんでこうも芸能人そっくりさんばかり…
ハッ！ もしかしてアバター設定で好きな芸能人の顔に設定できるとか？



だったら僕も…と、スマホを取り出してアバター設定のところを確認してみたが、そんな設定はなかった。



「なんですか、それは」



竹野内豊が不思議そうにスマホを見ている。



「え、スマ…」

「なんでもねぇよ。ところであんたの名前は？」



僕の言葉を遮って、ひなたくんが竹野内豊に問いかける。



「…失礼しました、まだ名乗っていませんでしたね。私はYUIと申します。この館の使用人でございます」

「YUIさん…。単刀直入に聞くけど、オレたちを無理矢理ここにワープさせたのは、あんたの仕業？」

「…ワープ？」



YUIさんは眉間に皺を寄せる。