ドラクエらんど
第18章 ビッツの館 (前編) ※BLあり
やった! ルーラだ!
これでいつでも脱出できる!!
僕にかしこさのたねを勧めたひなたくんの決断は正しかったんだ。
「よし、ひなたくんを助けに行くぞ!」
僕はそっと部屋の扉を開けてみた。
少しの隙間から顔を出して、辺りをキョロキョロする。
「……」
ヤバイ。
真っ暗で何も見えない。
しかも廊下の奥から幽霊が出てきそうでめちゃくちゃ怖いしw
僕は一旦扉を閉めて考えた。
部屋中を見回して、YUIさんが持っていたランタンを探す。
あ、だめだ。
ランタンなんて使ったらバレバレじゃね?
むしろ真っ暗の方がバレなくね?
「……」
が……頑張れ、アキラ!!!
みんなが僕を期待してるはずだ!!
~~~~~妄想中~~~~~
『アキラさんがいなかったらオレは…。アキラさんは命の恩人です!』
『ルーラって一番便利な呪文なんですよぉ、それを覚えちゃうなんて素敵☆』
『さすがアキラくん、見直したわ。あなたと一緒ならどこへだって逝くわ』
~~~~~~~~~~~~~
「……よし!」
僕は意を決して扉を開けた。
廊下の先を見据えると、一瞬何かが横切ったような気がした。
「あわわわわわわわわっ」
僕は慌てて部屋の中に戻る。
─何、今の!?
人? 幽霊? 何!?
だめだ、ちょっと……ちょっと休憩。
ちょっと、落ち着こう……。
ちょっと……。
ちょっ……
これでいつでも脱出できる!!
僕にかしこさのたねを勧めたひなたくんの決断は正しかったんだ。
「よし、ひなたくんを助けに行くぞ!」
僕はそっと部屋の扉を開けてみた。
少しの隙間から顔を出して、辺りをキョロキョロする。
「……」
ヤバイ。
真っ暗で何も見えない。
しかも廊下の奥から幽霊が出てきそうでめちゃくちゃ怖いしw
僕は一旦扉を閉めて考えた。
部屋中を見回して、YUIさんが持っていたランタンを探す。
あ、だめだ。
ランタンなんて使ったらバレバレじゃね?
むしろ真っ暗の方がバレなくね?
「……」
が……頑張れ、アキラ!!!
みんなが僕を期待してるはずだ!!
~~~~~妄想中~~~~~
『アキラさんがいなかったらオレは…。アキラさんは命の恩人です!』
『ルーラって一番便利な呪文なんですよぉ、それを覚えちゃうなんて素敵☆』
『さすがアキラくん、見直したわ。あなたと一緒ならどこへだって逝くわ』
~~~~~~~~~~~~~
「……よし!」
僕は意を決して扉を開けた。
廊下の先を見据えると、一瞬何かが横切ったような気がした。
「あわわわわわわわわっ」
僕は慌てて部屋の中に戻る。
─何、今の!?
人? 幽霊? 何!?
だめだ、ちょっと……ちょっと休憩。
ちょっと、落ち着こう……。
ちょっと……。
ちょっ……