ドラクエらんど
第18章 ビッツの館 (前編) ※BLあり
ガキンッ……!!
「!」
鎖がちぎれる衝撃がもろに伝わってきた。
同時に俺の右手は自由になった。
「……え……」
そいつが持っていたのは斧だった。
そいつは次々と繋がれた鎖を叩き斬っていく。
「大丈夫ですか、れんじさん」
聞き慣れた声がした。
そんなバカな…と俺はそいつを凝視した。
「月影……?」
「はい、ご無事で良かったです!」
薄暗くてはっきりとは見えないが、この話し方は月影だ。
「お前…なんでここに…?」
「わかりません。気づいたらここにいて……そしたられんじさんの声が聞こえたので助けないとって思って……」
「……」
……怪しいな。
どうして元の月影に戻っているんだ?
そう簡単に奴が月影の体を手放すはずがない。
まさか月影になりきって俺を騙してるのか?
「れんじさん?」
「いや、なんでもない。お前が無事で良かったよ」
とりあえず様子をみるか…。
いつブラック月影になって襲われるかわからないから用心しないと。
俺は月影と行動を共にすることにした。
「!」
鎖がちぎれる衝撃がもろに伝わってきた。
同時に俺の右手は自由になった。
「……え……」
そいつが持っていたのは斧だった。
そいつは次々と繋がれた鎖を叩き斬っていく。
「大丈夫ですか、れんじさん」
聞き慣れた声がした。
そんなバカな…と俺はそいつを凝視した。
「月影……?」
「はい、ご無事で良かったです!」
薄暗くてはっきりとは見えないが、この話し方は月影だ。
「お前…なんでここに…?」
「わかりません。気づいたらここにいて……そしたられんじさんの声が聞こえたので助けないとって思って……」
「……」
……怪しいな。
どうして元の月影に戻っているんだ?
そう簡単に奴が月影の体を手放すはずがない。
まさか月影になりきって俺を騙してるのか?
「れんじさん?」
「いや、なんでもない。お前が無事で良かったよ」
とりあえず様子をみるか…。
いつブラック月影になって襲われるかわからないから用心しないと。
俺は月影と行動を共にすることにした。