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「ああっ……ハァハァッ……」



荒い息づかいと、鳴り響く肌と肌の音。
醜い男が下品な笑みを浮かべながら腰を振る。



「……あ、あっ……ひっ……！」



オレは……



「ふふ、しっかりとそこで見てなさい。あとで同じようにたっぷりと可愛がってあげるから」


「……」




──ビッツという男の部屋に連れてこられたオレがすぐ目にしたのは、男同士のセックスだった。


オレにわざと見せつけるかのように、ビッツは少年を組み敷いて犯す。


オレが顔を背けたり逃げようとすると、すぐにマッチョ男二人に体を押さえつけられた。




……性奴隷だなんて……

どこの世界も汚ねぇ奴らはいるんだな。



オレは冷めた目でその光景を眺めた。
昔のことを思い出す…



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『なー、ひなたぁ、ちょっと来てくんね？』



高校一年生の頃、クラスの奴らに呼び出された。



『これさぁ……お前じゃね？』



スマホで、あるアダルト動画を見せられた。
そこにはオレとそっくりな顔の奴が、男に犯されて喘いでいた。



「…は？ 何言ってんだよ」



もちろんオレじゃない。
だけど奴らは全く信用せず、それは瞬く間に学校中に広まった。


あとからわかったことだが、最初にオレを呼び出した奴は自分の好きな女がオレのことを好きだと言っていたため、腹いせに動画を合成したらしい。
他の奴らも日頃からオレに嫉妬していて、面白ろおかしく騒ぎ立てた。