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俺は小さくため息をついた。
目の前でひなたが犯される姿を見て、彼への期待はなくなった。


俺に食いつく姿を見て、もしかしたら彼ならこの状況をなんとかしてくれるかもしれないと思ったのだが…。



──彼は立派な性奴隷になるだろう。




俺は視線を落とすと、部屋を後にした。



しかしなぜ、あのアキラという男もここに派遣されたのか…。
どう見ても美しくない。
魚の餌になるのは目に見えている。



俺は地下室へ向かうことにした。
怪我をした男と悪魔の姿をした男。



悪魔の姿をした男はなんとか麻酔銃で眠らせることができたが…目覚める前になんとかしなければ。



怪我をした男はなかなかの男前だった。
回復したらすぐにビッツ様に……



「……」



廊下の奥に人の気配がする。
ここの住人ではない。



俺は息を潜めて、その人物が近づいてくるのを待った。



「……僕らはみんな…生きているぅ…生きているから嬉しんだっ……」


「？」



この声は……アキラ？
一体何を呟いているんだ？