ドラクエらんど
第18章 ビッツの館 (前編) ※BLあり
「はぁぁぁぁ…この廊下どこまで続いてんだよ…スマホのライトじゃ手元しかわかんないし…。てか、待てよ。ひなたくんがどこに連れてかれたかわかんなくね? そもそもこの方向で合ってんの?」
「……」
誰かと話してる? いや、独り言?
「あ~~こうしてる間にもひなたくんがっ……そうだ! 試しにルーラ使ってみるか!」
「!?」
今、なんて言った?
『ルーラ』?
「……いや、待てよ。建物の中でルーラ使うと天井に頭ぶつけるんだよなぁ。これ頭ぶつけたらやばくね? 頭蓋骨破損じゃね?」
「おい」
俺は独り言が止まらないアキラの肩を掴んだ。
「………出たぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「静かに!」
俺は慌ててアキラの口元を押さえた。
「ふぇっ……え? YUIさんっ…?」
「お前はルーラを使えるのか?」
「えっ……あ、多分……」
「多分?」
「や、えっと……さっき覚えたばかりなんでまだ使ったことないんす」
「……」
「あわわっ、余計なことしゃべってしまった!」
アキラは魔法が使えるのか…
それなら……
「では一度私にそのルーラとやらをかけてもらえませんか?」
「えっ…YUIさんに? いや、ここでは無理っすよ!外じゃないと!」
「じゃあ今から外にご案内しますよ」
「…………………」
「……」
誰かと話してる? いや、独り言?
「あ~~こうしてる間にもひなたくんがっ……そうだ! 試しにルーラ使ってみるか!」
「!?」
今、なんて言った?
『ルーラ』?
「……いや、待てよ。建物の中でルーラ使うと天井に頭ぶつけるんだよなぁ。これ頭ぶつけたらやばくね? 頭蓋骨破損じゃね?」
「おい」
俺は独り言が止まらないアキラの肩を掴んだ。
「………出たぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「静かに!」
俺は慌ててアキラの口元を押さえた。
「ふぇっ……え? YUIさんっ…?」
「お前はルーラを使えるのか?」
「えっ……あ、多分……」
「多分?」
「や、えっと……さっき覚えたばかりなんでまだ使ったことないんす」
「……」
「あわわっ、余計なことしゃべってしまった!」
アキラは魔法が使えるのか…
それなら……
「では一度私にそのルーラとやらをかけてもらえませんか?」
「えっ…YUIさんに? いや、ここでは無理っすよ!外じゃないと!」
「じゃあ今から外にご案内しますよ」
「…………………」