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「え？ なんでここにいんの？ みんなは？ 月影は？ 兎太郎は？ アカツキちゃんは？」



僕が一気にまくし立てると、れんじは眉間にシワをよせた。



「アカツキ…とは、会わなかったんだな…」

「うん、会ってないけど」



てか、ログハウスでミーカと出会って、ベルガラットの街までまあやさんと案内することになって…って言おうとしたら、れんじが先に口を開いた。



「月影は……もう月影ではなくなった」


「…………へ？」



いきなりぶっとんだセリフに、僕は豆鉄砲でもくらったかのような顔をした。



なにその、漫画のようなセリフはwwwwwww



「え、なに？ 月影ではなくなった？ どゆことwww え、まさか…とうとうついにヤっちゃったとか？www」



男に掘ら……いや、掘ってしまったのか！？



「ふざけるな」



僕はれんじに睨まれた。



「……とにかく月影はもう、俺たちの仲間じゃない」

「…………」



なんだよそれ、仲間じゃないって…。



確かに月影は一回死んで生き返ったけど僕の記憶だけサッパリなくなって、なんだか初めて会ったみたいになったけどさ…。
でも覚えてなくても僕は月影のこと、仲間だと思ってる。
月影はどう思ってるかしんないけど、少なくとも仲間を裏切るやつじゃないだろ？