
ドラクエらんど
第19章 ビッツの館 (後編)
結局僕たちは昭玄さんも含め、地下の牢屋に入れられてしまった。
「昭玄さんのマジック、受けてましたよね」
「最初はな。でもレイピア持った兄ちゃんがやってきて勝手に種明かしするもんだからブーイングの嵐でさ…。てか、そいつだろ? お前が助けたかったやつは。なんで敵に寝返ってんだよ」
「それが全くわからないんですよ……」
ひなたくんはすっかり変わってしまった。
YUIさんに連れられてビッツのとこ行って、一体何があったんだろうか?
「…まあ、何か弱味を握られたんだろうな。そのビッツとやらに」
れんじが壁にもたれながら言った。
「弱味? そのビッツって、どんなやつなんだろな、僕たちを奴隷にするってYUIさんが言ってたけどさ…」
「……奴隷?」
れんじはそう言ったあと、少し何か考えるフリをしたあと、身震いをした。
「れんじ?」
「ずっと思ってたんだが、お前ら、この館で女を見たか?」
「女? なんで? 見てないけど」
「やっぱりな…」
「え? なに?」
「俺たちはとんでもないことに巻き込まれちまったらしい」
そう言うと、れんじは牢屋の鉄格子をガシャガシャと動かした。
「クソッ……」
「兄ちゃんの言いたいことはだいたいわかったわ。んで、ビッツの正体もな」
昭玄さんはピンときたようだ。
「昭玄さんのマジック、受けてましたよね」
「最初はな。でもレイピア持った兄ちゃんがやってきて勝手に種明かしするもんだからブーイングの嵐でさ…。てか、そいつだろ? お前が助けたかったやつは。なんで敵に寝返ってんだよ」
「それが全くわからないんですよ……」
ひなたくんはすっかり変わってしまった。
YUIさんに連れられてビッツのとこ行って、一体何があったんだろうか?
「…まあ、何か弱味を握られたんだろうな。そのビッツとやらに」
れんじが壁にもたれながら言った。
「弱味? そのビッツって、どんなやつなんだろな、僕たちを奴隷にするってYUIさんが言ってたけどさ…」
「……奴隷?」
れんじはそう言ったあと、少し何か考えるフリをしたあと、身震いをした。
「れんじ?」
「ずっと思ってたんだが、お前ら、この館で女を見たか?」
「女? なんで? 見てないけど」
「やっぱりな…」
「え? なに?」
「俺たちはとんでもないことに巻き込まれちまったらしい」
そう言うと、れんじは牢屋の鉄格子をガシャガシャと動かした。
「クソッ……」
「兄ちゃんの言いたいことはだいたいわかったわ。んで、ビッツの正体もな」
昭玄さんはピンときたようだ。
