
ドラクエらんど
第19章 ビッツの館 (後編)
そこまで追い詰めたビッツって…
一体何者なんだ!?
そしてYUIさん……
優しい人かな、ってちょっと思ったのに…。
ひなたくんを助けてくれなかったのは、僕がルーラを失敗したから?
それとも最初から騙すつもりで…?
僕たちはすんなり外に出られることができた。
上空にはやっぱり翼を生やした人らしきものが浮かんでいる。
「ここからじゃよく見えないな…」
館の周りには、何人か武器を構えた奴隷たちがいた。
その中からひなたくんを探す。
「ここにはいない……あっ!!」
館の屋根に人影が見えた。
レイピアを持ったひなたくんと、その隣にはランタンを持った使用人のYUIさんがいた。
「あんなところから攻撃しようとか、無茶しやがって…!」
れんじが叫ぶ。
その時、僕の頬にポツ…と何か落ちてきた。
「雨だ…」
いつのまにか赤い月は雨雲に覆われていた。
遠くの方でゴロゴロと雷の音がする。
「上に行くぞ!」
れんじの声を合図に、僕たちは走り出した。
館の中は相変わらずパニック状態で、おかげで僕とれんじはその辺に転がっていた槍を拾うことができた。
上に続く階段をのぼると、どこかで見たことのある重厚な扉を発見した。
一体何者なんだ!?
そしてYUIさん……
優しい人かな、ってちょっと思ったのに…。
ひなたくんを助けてくれなかったのは、僕がルーラを失敗したから?
それとも最初から騙すつもりで…?
僕たちはすんなり外に出られることができた。
上空にはやっぱり翼を生やした人らしきものが浮かんでいる。
「ここからじゃよく見えないな…」
館の周りには、何人か武器を構えた奴隷たちがいた。
その中からひなたくんを探す。
「ここにはいない……あっ!!」
館の屋根に人影が見えた。
レイピアを持ったひなたくんと、その隣にはランタンを持った使用人のYUIさんがいた。
「あんなところから攻撃しようとか、無茶しやがって…!」
れんじが叫ぶ。
その時、僕の頬にポツ…と何か落ちてきた。
「雨だ…」
いつのまにか赤い月は雨雲に覆われていた。
遠くの方でゴロゴロと雷の音がする。
「上に行くぞ!」
れんじの声を合図に、僕たちは走り出した。
館の中は相変わらずパニック状態で、おかげで僕とれんじはその辺に転がっていた槍を拾うことができた。
上に続く階段をのぼると、どこかで見たことのある重厚な扉を発見した。
