
ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
しかしハチたちはあちこちに緑の液体を振り撒いていて、これでは迂闊に近づくこともできません。
「やんす…今まであなたの魔法を見たことがないけれど、攻撃魔法は使えるのよね?」
「………え、は、はい! もちろんです!」
「……。私が囮になるわ。その隙に魔法で援護してちょうだい」
「りょ、了解であります!」
「…頼むわよ…」
つくし殿があっしを信用して、ハチたちの前に飛び出しました。
三度目の正直です、今こそあっしの力を――!
「…キザ!!」
あっしが呪文を唱えると、みんなの動きが止まりました。
「…え?」
「は?」
「……」
「………キザ?」
――あれ?
あっし……今、なんて言いましたっけ?
ザキ……キザ……キザ…――キザ?
キザってなんですか?www
こんなたったの二文字の呪文を間違えるなんて、自分で自分が信じられないですよ…。
しかもここ、一番の見せどころですよ?
あまりのショックにボーッとしてると、頭上にいたハチがボトッと地面に落下しました。
「…え?」
ピクピクと痙攣した後、ハチは動かなくなりました。
まさかの、即死……?
「やんす…今まであなたの魔法を見たことがないけれど、攻撃魔法は使えるのよね?」
「………え、は、はい! もちろんです!」
「……。私が囮になるわ。その隙に魔法で援護してちょうだい」
「りょ、了解であります!」
「…頼むわよ…」
つくし殿があっしを信用して、ハチたちの前に飛び出しました。
三度目の正直です、今こそあっしの力を――!
「…キザ!!」
あっしが呪文を唱えると、みんなの動きが止まりました。
「…え?」
「は?」
「……」
「………キザ?」
――あれ?
あっし……今、なんて言いましたっけ?
ザキ……キザ……キザ…――キザ?
キザってなんですか?www
こんなたったの二文字の呪文を間違えるなんて、自分で自分が信じられないですよ…。
しかもここ、一番の見せどころですよ?
あまりのショックにボーッとしてると、頭上にいたハチがボトッと地面に落下しました。
「…え?」
ピクピクと痙攣した後、ハチは動かなくなりました。
まさかの、即死……?
