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ドラクエらんど

第22章 星見の塔 (後編)

「やるじゃねぇか、やんす! 一瞬、キザっておれのこと皮肉ったかと思ったわ」



昭玄殿がガハハッと笑い、あっしの背中をバシバシ叩きました。



「なんだかよくわからないけれど、この調子であと四体、倒しちゃいましょ!」

「やんすさん、どんまい!」

「頑張りましょう!」



なんだか微妙です。
結果オーライでしたが、微妙です。
次は絶対に間違えませんからね!



さっきと同じ連携プレイで、あっしは今度こそ『ザキ』を唱えました。
しかしハチはなぜかピンピンしてます。



「くっ…!」



囮になったつくし殿に毒の液体が振りかかり、あっしはすぐさまどくけし草を使いました。
そして再び『ザキ』で試みましたが、うまくいきません。



「まずいわね…」



昭玄殿たちも毒攻撃を受けながら戦っています。
どくけし草の数も減ってきてますし、後々のことを考えたらそろそろなんとかしなくては…。



ハチは残り二匹。
あっしはまどうしの杖を振りかざしました。
小さい炎がハチを攻撃します。
威力は弱いですが、これでチマチマ当てていくしか…。



その時でした。



「うわあ!!」

「ひなたさん…!!」



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