ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
扉のそばにある△ボタンを押すと「チーン」と音がして、扉が開きました。
「エレベーター、きましたね」
あっしらは迷わず4階のボタンを押しました。
扉が閉まり、箱がグングンと上昇します。
景色は残念ながら見えません。
「やっと来れた…」
ヒイラギ殿がギュッと竹刀のような木の棒を握りしめました。
「それ、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
あっしはヒイラギ殿から木の棒をお借りしました。
「これが露戸の剣……」
木の部分にそうやって削られているのを見てすごく複雑な気分になりました。
ロトの剣とは、勇者ロトが使っていた伝説の剣のことです。もちろんこんな木の棒ではありませんし『露戸』とも書きません。ですから彼女は騙されてるんじゃないかと思いましてね…。
でもここはドラクエの世界とはまた違った世界。
ドラクエの世界にあっしらの世界にあるファッションセンター『しもむら』とか存在しますから、なにがどう起きるかわかりません。
「黒装束の男は一体何者なのかしらね」
「わかりません…。でもこれさえ渡せばレンゲは返してもらえるんです」
「話の通じる相手だといいんだけど」
そうこう話してるうちに、エレベーターは4階に到着しました。扉を開ける前にあっしらは身構えます。
「エレベーター、きましたね」
あっしらは迷わず4階のボタンを押しました。
扉が閉まり、箱がグングンと上昇します。
景色は残念ながら見えません。
「やっと来れた…」
ヒイラギ殿がギュッと竹刀のような木の棒を握りしめました。
「それ、ちょっと見せてもらってもいいですか?」
あっしはヒイラギ殿から木の棒をお借りしました。
「これが露戸の剣……」
木の部分にそうやって削られているのを見てすごく複雑な気分になりました。
ロトの剣とは、勇者ロトが使っていた伝説の剣のことです。もちろんこんな木の棒ではありませんし『露戸』とも書きません。ですから彼女は騙されてるんじゃないかと思いましてね…。
でもここはドラクエの世界とはまた違った世界。
ドラクエの世界にあっしらの世界にあるファッションセンター『しもむら』とか存在しますから、なにがどう起きるかわかりません。
「黒装束の男は一体何者なのかしらね」
「わかりません…。でもこれさえ渡せばレンゲは返してもらえるんです」
「話の通じる相手だといいんだけど」
そうこう話してるうちに、エレベーターは4階に到着しました。扉を開ける前にあっしらは身構えます。