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「なぜお父様の姿に…まさか、あなたがお父様を？」



ヒイラギ殿は露戸の剣を構えながらゲスドルマを睨みました。



『ヒーヒッヒッヒ！』



ゲスドルマは卑しく笑います。



『悲しいなぁ～悲しいなぁ～』

「よくも…！」



ヒイラギ殿は目を見開き、素早い動きで兵士の剣に持ち替え、ゲスドルマに斬りかかりました。



『ヒーヒッヒッヒ！』



ヒイラギ殿の剣を杖で受け止めるゲスドルマ。
ググッとヒイラギ殿が力を入れますが、弾き飛ばされてしまいます。



「ヒイラギさん！」



倒れるヒイラギ殿を庇い、前に出るつくし殿。
ムチを左右に振り、ゲスドルマに向かって威嚇しました。



「…知ってる？ ピエロってね、優しい嘘しかつかないのよ」

『悲しいなぁ～悲しいなぁ～』

「ええ…悲しいわね。ゲスごときにムチを奮わなきゃいけないなんて」



つくし殿はハイヒールで地面を蹴ると、素早い動きでムチを振り回しました。



ピシッ！ ピシャーン！！



グリンガムのムチがゲスドルマの体に直撃し、ゲスドルマの体は吹っ飛びました。すかさず攻撃を繰り返すつくし殿。ムチの扱い方が半端なくうまいです。