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ドラクエらんど

第22章 星見の塔 (後編)

「大丈夫ですか?」



つくし殿が戦ってる間に、あっしはヒイラギ殿にやくそう水を渡しました。
やくそう水とはつくし殿が作ったものです。
ゲームでは『やくそうを使う』と出てますが、正直塗るのか貼るのか食べるのかよくわからないので、作者も悩んだ末、今更ですがやくそう水を作ったことにしました。
やくそう水は薬草を煎じたもので冷ました後、500mlのペットボトルに入れました。ちなみに数に限りがあるので、あっしとつくし殿はさっきそのまま食べましたが…。



「ありがとう、やんすさん。食べるより全然飲みやすい」

「良かったです」



やはりそのまま食べるのは微妙みたいです。
今度から多目に作らないと。あ、毒消し草も。



「あいつ…絶対に許さない! お父様の仇をうつわ」

「無理をしないでくださいね。あっしも加勢します」



片手に兵士の剣を持ち、ヒイラギ殿はゲスドルマの背後に回りました。ちょうどつくし殿と挟み撃ちの状態になった時、ゲスドルマは『ヒャーハッハッハ!』と甲高い声で笑うと、なんと体が三つに分裂しました。



「なっ…!」



一気に三対三になってしまったあっしらです。



『『『ヒーヒッヒッヒ!』』』



笑い声も三倍になって聞こえてきます。



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