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ドラクエらんど

第22章 星見の塔 (後編)

あっしはまどうしの杖を握ると力を込めました。



「メラ!」



杖の先端部にはめ込まれた赤い宝玉が淡く光り、小さな火の玉がゲスドルマCめがけて飛んでいきました。



『……は? 全然効かねぇし』

「!?」



あっしはメラの威力が弱かったことよりも、ゲスドルマのしゃべり方が突然変わったことにビックリしました。



『勘弁してくれよ、こんな弱っちいやつと戦わなきゃいけないのオレ? あ~いいよなぁ、あいつらは。オレもピチピチギャルと戦いてぇ~』

「……」



あっしの目の前にいるゲスドルマCはどうやら戦う気がないようで、うんこ座りをすると鼻をほじくりながらゲスドルマAとつくし殿の戦いを眺め始めました。



『あ~たまんねぇよなぁ、あの女のおっぱい。Aが勝ったら殺す前にパフパフしてもらおっと』



にやけながら両手の指を怪しく動かすゲスドルマC。



「パフパフって…」

『なんだよ、オマエ。仲間のくせにパフパフしてもらってねぇの? ったく、なにやってんだよ』

「す、すみません…」

『しゃあねぇか。オマエ、童貞だもんな』

「!! な、なぜそれを…」

『あ? 童貞はどう頑張ったって、魔法使いにはなれねぇんだよ』













やんすは不意をついた。
ゲスドルマCの尻の穴に10000ポイントの攻撃!
ゲスドルマCを倒した!



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