ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
「ど~も♪ あんたたちも宝探しにきたの? 悪いけどここの宝箱は全部あたいが取ったからもうないよ?」
テヘペロッてな感じで少女は言いました。
「私たちは宝箱を探しにきたんじゃないんです!」
ヒイラギ殿がキリッと言い返しました。
「あ、そうなの? じゃあ何しにきたの?」
「あなた、ずっとここにいたの? それなら怪しい男に連れられた女の子を見なかった?」
つくし殿が尋ねます。
「怪しい男? …ああ、あいつ? 黒っぽい服着た男」
「!!」
「そう、その男よ! どこで見たか教えてくれる?」
「いいけど…タダでは教えられないなぁ」
「はあ?」
イラッとしたのか、ヒイラギ殿は露骨に怒りの表情をあらわにしました。
「当たり前じゃん。世の中ギブアンドテイクでしょ♪ あたいはこれのおかげでこんな世界で一人でやってこれたんだから」
「えっ…」
こんな世界でって…まさかこの方もプレイヤー?
『ちょっとまてまて! オマエら、俺様を無視すんじゃねぇぇぇぇぇ!!』
あっしらの後ろでベビーサタンが怒りのダンスを踊っています。
「わかったわ、何がお望み?」
しかしつくし殿はスルー。
テヘペロッてな感じで少女は言いました。
「私たちは宝箱を探しにきたんじゃないんです!」
ヒイラギ殿がキリッと言い返しました。
「あ、そうなの? じゃあ何しにきたの?」
「あなた、ずっとここにいたの? それなら怪しい男に連れられた女の子を見なかった?」
つくし殿が尋ねます。
「怪しい男? …ああ、あいつ? 黒っぽい服着た男」
「!!」
「そう、その男よ! どこで見たか教えてくれる?」
「いいけど…タダでは教えられないなぁ」
「はあ?」
イラッとしたのか、ヒイラギ殿は露骨に怒りの表情をあらわにしました。
「当たり前じゃん。世の中ギブアンドテイクでしょ♪ あたいはこれのおかげでこんな世界で一人でやってこれたんだから」
「えっ…」
こんな世界でって…まさかこの方もプレイヤー?
『ちょっとまてまて! オマエら、俺様を無視すんじゃねぇぇぇぇぇ!!』
あっしらの後ろでベビーサタンが怒りのダンスを踊っています。
「わかったわ、何がお望み?」
しかしつくし殿はスルー。