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ドラクエらんど

第22章 星見の塔 (後編)

「私はつくし。高校の教師をしているの。職業は遊び人よ」

「アハッ、教師なのに遊び人なの? ウケる」



あっしらはつくし殿に続いてそれぞれ自己紹介をしました。



「やんす、ニートって…これだから最近の若者は」

「何言ってるの、あなたの方が若いでしょ」

「あたい、100歳だよ」

「!?」



サラリと言いましたよ、このお嬢さん。



「ふふ、あたいは天音。よろしくね♪」



美少女魔法使い、天音。
見た目は少女、中身は婆さんってwww



「まあいいわ、天音さん。とりあえず男の元に案内してくれる?」

「了解♪ あ、でもエレベーターは使えないよ」

「どうして?」

「あのエレベーター、上りしかないの」

「!」



確かめてみると本当に下へ行くボタンがありませんでした。



「階段で行くしかないわね」

「それがねぇ、あたいもさっきから探してたんだけどさ、階段が見当たらないんだよね」

「どういうこと? あなた、さっきここの宝箱は全て取ったって言ってなかった?」

「うん。だからね、エレベーターで一階ずつ上にあがってきたのね。でも4階にきて、さあ降りようと思ったら下りボタンがないことに気づいて…。しかも一階の宝箱で取った変化の杖を落としちゃうし、途方にくれてたんだよね」



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