ドラクエらんど
第22章 星見の塔 (後編)
「レンゲは……レンゲはどこ!?」
ヒイラギ殿が周りを見渡しながら叫びました。
しかしレンゲ殿の姿はどこにもなく…。
「まさか巻き込まれたんじゃ…」
こんなに塔の壁を破壊してるんですから、巻き込まれててもおかしくはないです。
あっしらは瓦礫の中を必死に探しました。
その時耳元でヒュンッと音がし、一本の矢があっしの目の前を横切って柱に突き刺さりました。
「ひっ…!」
ビックリしてチビりそうになりました。
「どうしたの、やんす」
柱に突き刺さった矢を見ると、棒になにやら紙きれが巻き付いてありました。
「『それは伝説の剣になるにはまだ力が足りないようだ。それならば、さらにお前に試練を与えよう。マニエラ修道院まで来い』って…」
「そんなっ…」
「マニエラ修道院ってここから近いんですか?」
あっしの質問にヒイラギ殿は困った表情をしました。
「詳しい場所はわからないけれど、前にお客様から聞いたことがあります。廃墟になった修道院が南の方角にあるって…」
「廃墟!?」
廃墟ということは亡霊やらゾンビやらが出てくるってことですかね…。あの、つくし殿の学校で見た変な化け物みたいなのもウヨウヨしてるかもしれません。
「マニエラ修道院ね…。そこはまだ宝箱取ってないから、あたいも行くよ♪」
あっしが言うのもなんですが、全く空気が読めない天音殿。(いや、わざと?)
しかしさっきみたいに変身してくれればかなりの戦力になるはずです。
ヒイラギ殿が周りを見渡しながら叫びました。
しかしレンゲ殿の姿はどこにもなく…。
「まさか巻き込まれたんじゃ…」
こんなに塔の壁を破壊してるんですから、巻き込まれててもおかしくはないです。
あっしらは瓦礫の中を必死に探しました。
その時耳元でヒュンッと音がし、一本の矢があっしの目の前を横切って柱に突き刺さりました。
「ひっ…!」
ビックリしてチビりそうになりました。
「どうしたの、やんす」
柱に突き刺さった矢を見ると、棒になにやら紙きれが巻き付いてありました。
「『それは伝説の剣になるにはまだ力が足りないようだ。それならば、さらにお前に試練を与えよう。マニエラ修道院まで来い』って…」
「そんなっ…」
「マニエラ修道院ってここから近いんですか?」
あっしの質問にヒイラギ殿は困った表情をしました。
「詳しい場所はわからないけれど、前にお客様から聞いたことがあります。廃墟になった修道院が南の方角にあるって…」
「廃墟!?」
廃墟ということは亡霊やらゾンビやらが出てくるってことですかね…。あの、つくし殿の学校で見た変な化け物みたいなのもウヨウヨしてるかもしれません。
「マニエラ修道院ね…。そこはまだ宝箱取ってないから、あたいも行くよ♪」
あっしが言うのもなんですが、全く空気が読めない天音殿。(いや、わざと?)
しかしさっきみたいに変身してくれればかなりの戦力になるはずです。