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SNSの旦那様と幼馴染に挟まれて…。

第2章 ある日

「で、新くんと何話してたの?」
「…別に」
「別にって!気になるじゃない!」
「まぁ、男同士の話だな」
「……何カッコつけてんの?キモ」


ゴンッ


「いッ!?…何で殴るの!?」
「カッコつけてねーし、キモとかいうな
 まぁ、ネットの彼氏とイチャイチャしてる方がキモいと思うけどーw」


うっさいな…別にいいじゃない!
私の勝手でしょ
…なんて言い返したらまたうるさくなるからやめとこ



「私には言えない内容なの?」
「んー、言ってほしいの?」
「だからさっきから言ってるんだけど」
「…じゃーさ、教えるから…」


そう言いながら私に近づいてくる


「な、なに…てか近い…んッ」
「…俺とデートしてくんね…?」


耳元でそう囁いた


「え…!?」


私はビックリして耳をおさえた



「だから、俺とデート、してくれって言ったんだけど」
「な、なんで?」
「なんとなく」
「…あっそ
 じゃぁ、デートしたら、新くんとの話を教えてくれるってことね?」
「そーゆうこと」
「で、いつするの?」
「明日」
「あ、明日!?」



待ってよ、急すぎるって


「ダメなら別にいいけど」
「本当?」
「アイツとの教えてほしくないならな」
「~ッ!」


これはいかないと教えてくれないってことだよね
…やっぱ行くしかないか


「わかったよ、デートしてあげる」
「随分上から目線だな」
「別にいいじゃない」
「…用が済んだなら早く出てけよ」
「…はいはい」


新くんとの話を聞けるなら何でもやってやるよ

そう思いながら陽希の部屋を出た







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