秘密の兄妹
第2章 兄が男に変わるとき
「…紫織がどんなに泣いても、俺を恨んだとしてもやめない。諦めな…」
「身体の力抜いたら優しく挿れてやるから…。紫織も痛い思いはしたくないだろ……」
紫織は観念したのか、涙に濡れた瞳を閉じると身体の力を抜いた。
「…いい子だ……」
紫織の太股を高く持ち上げて俺は紫織の中にゆっくりと腰を沈める。
「…あっ……痛…いっ…」
「もう少しだけ我慢して……」
紫織の表情を見ながら、ズズズっと紫織の奥まで 挿入する。
「……っ…うっ…」
「紫織…根元まで全部入った……。紫織の中で馴染むまでは動かないからしばらくはこのままじっとしてて…」
紫織は目を開けると瞳を震わせた。
俺はそんな紫織の頬に手を添える。
「……紫織、いま俺たちひとつになってるんだよ。分かる…?」
「…酷い……酷いよ、お兄ちゃん……こんなこと許されないのに…」
「……何とでもいってくれていい……」
俺は紫織の首筋に唇を這わせた。
「…っつ……あ…っ」
悶えて乱れてる紫織が可愛くてしかたがない。
「…紫織、動くよ……」
俺は初めはゆっくりと、そして徐々に激しく腰を動かした。
「…ああっ…あっ……ん…っ」