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王子様のプロポーズ〜クロード編〜

第4章 ショッピング

食事を終えレストランを出るとクロードはユリを観光地へ案内した。


そこはウィル王子を始め王室関係者なども公務で訪れる世界遺産に指定された教会や古い城、そして博物館など


ユリは興味津々に自分で調べた知識とクロードの説明と説明書きされた掲示板を見比べる。


クロード:「〜という訳です。」


ユリ:「さっすがクロードさん!説明書き以上に詳しいですね。」


クロード:「このぐらい知識として当然の事です。では次に参りましょう。」


こうして暫くクロードの授業が続いた。



ユリ:「なんだか凄く勉強になりました〜。1人で観光するよりクロードさんが一緒だと凄く楽しいです!」


クロード:「・・・・/////」


ユリ:「クロードさんが何でも答えてくれるから私凄く勉強になりました。ありがとうございます。」


クロード:「いえ・・そう言って頂けて何よりです。///」


クロードは恥ずかしそうに目線を逸らしながら言った。


クロード:「ユリ様、他に行きたい所はございますか?」


ユリ:「そうですね・・少し買い物をしたいです」


クロード:「ではショッピング街に参りましょう」


クロードはユリを車に乗せショッピング街へ


色々店を回った後、2人は本屋に立ち寄った。


ユリはフィリップの歴史に関する本を探し幾つか手に取って見る。


ユリ:「(ヘェ〜・・フィリップ王国が出来る前の事も書かれてる・・)」


思わずパラパラと軽く立ち読みしてしまう。


ユリ:「これ買って行こうかな・・」


すると背後に居たクロードが口を挟む。


クロード:「そちらの本でしたら書庫にございます。読まれるのでしたらお貸ししましょうか?」


ユリ:「本当ですか?」


クロード:「ええ」


それから経済関連から文化に関するあらゆるジャンルの本を手に取る。


2人は真剣に本を見つめる。


ユリ:「クロードさんこれは?」


クロード:「そちらは出版されたばかりのようですね。それ2冊程買って行きましょう」


そしてユリが取った本にクロードは眉を寄せる。


クロード:「何ですか?その本は」


ユリ:「フィリップのオカルト話しです。」


クロード:「・・・・」



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