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第1章 窓の向こう






「えっ、 何?何で?私?」



マネージャーという単語と中島君の綺麗なお辞儀の姿勢に動揺が隠せなかった




「…だめ かな?」




そんな怯えた仔犬みたいな上目遣いしないでくれる?

絶対に嫌だ そんな面倒臭い事



なんて言えるはずもなく





「…無理です」





私は出来るだけ中島君と目を合わせないようにはっきりとした声で断った




「だよなー! 無理だと思ったわ
まぁダメ元で頼んだからな」



「え そうなの?」





さっきの仔犬オーラが全く見えない

なんちゅー演技…






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