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恋と一緒に想うまで…

第4章 綺麗な君と

二宮君は黙って本を受け取り本棚に戻した。

雅紀「あ…あの…!二宮…君…!」

すると二宮君の手が止まり、

和也「なんで名前知ってんの?」

雅紀「あの…人から聞いて…ごめんなさい、二宮君…あの時に八つ当たりして…二宮君は無関係なのに一人で言っちゃって…」

和也「別にどうでもいい。」

相変わらずクールなこと言う二宮君…

雅紀「あの…俺あんな感じで人に嫌われちゃうから…!ごめんね色々と。もう二宮君に関わらないから…ごめんね。」

俺はその場を去ろうとした。

和也「おい。」

俺はまた振り向く。

和也「何勝手にさようならみたいな感じにしてんの。そういうのは不愉快。」

雅紀「えっ…あの…」

いまいちよく分かりませんが…

和也「誰も関わるなとは言ってないし。」

二宮君は深いため息をついた。

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