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恋と一緒に想うまで…

第4章 綺麗な君と

和也「お前のみたいな奴、嫌いとは言っけど関わるなとは言ってないし。」

雅紀「えっ…じゃあ、話しかけても…いいの?」

和也「好きにすれば。」

二宮君は本を戻し終わりその場を去る。

雅紀「あっ、二宮君!」

二宮君はチラッとこっちを見る。

雅紀「ありがとう。二宮君…」

俺は頑張って笑って返す。

すると、

ニコッ…

雅紀「…!」

二宮君が一瞬だけ…笑ってくれた…

二宮君はそのまま図書室を出る。

綺麗だな…

「雅紀、一緒だからな。」

俺は小さい頃のことを思い出した。

笑った顔…

やっぱりあの子にソックリだ…

まさか…ねっ?

そんなマンガみたいなことはないよ。

雅紀「あっ、行かないと。」

俺は潤が待っている玄関へと急いだ。

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