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恋と一緒に想うまで…

第5章 急接近

俺は玄関で外の様子を見る。

雅紀「止まないかな〜…」

止む気配なし…

しょうがない、濡れて帰るか。

すると、

和也「相葉。」

雅紀「あっ、二宮君!」

二宮君もちょうど帰宅するところだった。

和也「お前傘ないの?」

雅紀「うん…天気予報に嘘つかれちゃったよ〜…」

和也「はぁ…しょうがねえな。」

二宮君は折りたたみ傘を出した。

和也「しょうがねえから家まで送るよ。」

雅紀「えっ、そんな…!いいよ…!」

和也「いいから。早く帰りたいから靴履いて。」

俺はお言葉に甘えて傘に入れてもらうことにした。

和也「折りたたみ傘だから小さいな。」

雅紀「二宮君入って?俺は全然濡れても大丈夫だから!」

和也「それじゃあ意味ないだろ。もっとこっちこい。」

俺たちは折りたたみ傘のなか少し密着しながら歩き始めた。

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