
ネイキッドな君
第1章 俺は君を見つけ、
今年は最悪だ。
もう4月だというのに道路に雪は残ってるし、生徒会長になってしまうし。
夏樹(なつき)たちは今、校門前で生徒会のチラシを配っている。
「はあ…」
思わず溜め息を漏らすと、
天野美咲(あまのみさき)に背中を強く叩かれる。
「痛!」
「渡辺(わたなべ)先輩、なに溜め息付いてるんですか!もっとその素敵な笑顔を振り撒いてくださいよ」
美咲に便乗するように
桑原和真(くわはらかずま)までが俺の背中を軽く叩く。
「そうだよ夏樹くん。せっかくのイケメンがもったいないよ?」
「でもこのチラシ誰も受け取ってくれないじゃないか。そんな状況で笑ってられるか」
夏樹が苦笑いで言うと美咲も思い出したかのように困った顔をした。
「…本当にどうします?
副会長がいない生徒会なんて、聞いたことありませんよ…」
もう4月だというのに道路に雪は残ってるし、生徒会長になってしまうし。
夏樹(なつき)たちは今、校門前で生徒会のチラシを配っている。
「はあ…」
思わず溜め息を漏らすと、
天野美咲(あまのみさき)に背中を強く叩かれる。
「痛!」
「渡辺(わたなべ)先輩、なに溜め息付いてるんですか!もっとその素敵な笑顔を振り撒いてくださいよ」
美咲に便乗するように
桑原和真(くわはらかずま)までが俺の背中を軽く叩く。
「そうだよ夏樹くん。せっかくのイケメンがもったいないよ?」
「でもこのチラシ誰も受け取ってくれないじゃないか。そんな状況で笑ってられるか」
夏樹が苦笑いで言うと美咲も思い出したかのように困った顔をした。
「…本当にどうします?
副会長がいない生徒会なんて、聞いたことありませんよ…」
