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猫とケモノと時々へんたいさん。

第1章 0* どうしてこうなった





「かわいいね、みーな?実は照れ屋さんなのかな?」
「っ!は、離してよっ、へんたいっ!ちかいっ!」
「ん、そだね?近い?わかってるよ。
キスするんだもん、近くて当然・・・だよ・・・んっ」

ぐい、と力強く引き寄せ、触れるだけの口づけをみーなに降らせた。
そして唇から離れると、首筋をつぅ、と伝う様に舌を這わせる。
そのセクハラ紛いの王子サマの唐突な行動に、真っ赤になりながらブラックを跳ね除けた。
・・・でも、何故かその腕には力が入らず、相変わらずブラックの腕の中に収まっているみーな。

ーーなんで?さっきの男は簡単に打ちのめしたのに!

みーなが困惑する中、ブラックはまたチュッと額に唇を寄せた。

「いい反応。気に入っちゃった、みーな。
おれと結婚しない?てか、しよう?ほら、お城にお招きするよ」
「は、離してっ、いやっ、助けてよぉ!ろーず!」

今までの突然切り替わった甘い雰囲気に動揺して固まっていたろーずは、大切な少女の助けを求める声でハッと我に返った。

「みーなを離せふぃ!破壊光線っ!」
「え。」
「えぇーっ!?」






割愛。


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