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猫とケモノと時々へんたいさん。

第1章 0* どうしてこうなった





「凄いね、あんな強そうな男を平気でのしちゃうなんて」
「・・・見てて、何もしないより良いわ」
「うん、そうだね。おれも、そういう女の子ステキだと思うよ」
「私はあんたみたいな上から目線なイケメン、だいっきらいですけどね」
「はは、良いね。そう言う素直じゃないところもかわいい。
あ、おれはこの国の王子のブラック。よろしくね、みーな」

にっこりと笑いながら、王子サマはみーなに手を差し出した。が。
ばっちいいいん。
みーなはそれを弾くと、ろーずに。

「かえろっ、ろーず」
「え。う、うふぃ」

完全無視して、みーなは帰路に着く。しかし。王子サマもクジケナイ。

そう言う行動は想定内だったのか、しなやかにみーなに近づき、ふわりと腕を掴みーーー


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