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第16章 想い抱くそれぞれの未知
(二宮side)
櫻「それなのに…別れたの?」
何も言わずに頷いた。
櫻「ごめんね…」
翔くんは、俺の頭を優しく撫でた。
「翔くんが謝ることないよ…」
櫻「でも、悪いのは俺だし…」
前の時間軸にいた、翔くんの代わりに今の翔くんが謝ってくれている。
「違うよ、翔くんに罪なんて…」
二人して、
『自分が悪い』と言っている。
櫻「なんか、面白いね」
「そお?」
櫻「うん。二人で『自分が悪い』って言い張ってる」
にこにこする翔くん。
俺も、つられてにこにこしてしまう。
櫻「あ」
「ん?」
櫻「俺の前から消えないでよ?」
俺の頬を撫でた。
翔くんは、消えてしまうような顔で笑っていた。
このとき、思ったんだ。
『俺は、翔くんの傍にいないといけないんだ』
寿命を払ってここに来たんだ。
櫻「二宮くん」
「ん?あっ…んん…」
顔をあげると、素早く唇を奪われた。
櫻「ふふっ」
「くふふっ」
額をあわせて、笑い合う。
櫻「好き」
翔くんの愛情が体の芯まで伝わる。
櫻「おいで」
笑顔で手を広げてる。
俺は、その腕に飛び込むのをまだ躊躇している。
櫻「なにしてんの、ほら」
「ぅわっ」
腕を引かれて、思いっきり翔くんの胸に飛び込んだ。
櫻「大丈夫。俺はずっと二宮くんの傍にいるから。だから二宮くんも俺の傍にいて」
櫻「それなのに…別れたの?」
何も言わずに頷いた。
櫻「ごめんね…」
翔くんは、俺の頭を優しく撫でた。
「翔くんが謝ることないよ…」
櫻「でも、悪いのは俺だし…」
前の時間軸にいた、翔くんの代わりに今の翔くんが謝ってくれている。
「違うよ、翔くんに罪なんて…」
二人して、
『自分が悪い』と言っている。
櫻「なんか、面白いね」
「そお?」
櫻「うん。二人で『自分が悪い』って言い張ってる」
にこにこする翔くん。
俺も、つられてにこにこしてしまう。
櫻「あ」
「ん?」
櫻「俺の前から消えないでよ?」
俺の頬を撫でた。
翔くんは、消えてしまうような顔で笑っていた。
このとき、思ったんだ。
『俺は、翔くんの傍にいないといけないんだ』
寿命を払ってここに来たんだ。
櫻「二宮くん」
「ん?あっ…んん…」
顔をあげると、素早く唇を奪われた。
櫻「ふふっ」
「くふふっ」
額をあわせて、笑い合う。
櫻「好き」
翔くんの愛情が体の芯まで伝わる。
櫻「おいで」
笑顔で手を広げてる。
俺は、その腕に飛び込むのをまだ躊躇している。
櫻「なにしてんの、ほら」
「ぅわっ」
腕を引かれて、思いっきり翔くんの胸に飛び込んだ。
櫻「大丈夫。俺はずっと二宮くんの傍にいるから。だから二宮くんも俺の傍にいて」