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第17章 休日の朝

(櫻井side)

俺は、頭を抱えた。

カーテンの隙間から、温かい陽が射し込んでいる。

まだ、12月なのにこんなに温かい陽が射すなんて珍しいな。

あ、それより…。

ベッドでスヤスヤ寝ている二宮くんを見つめる。

昨晩は、やり過ぎた…。

軽く、3回はイッた。

「はぁ…ごめん」

サラサラの髪を撫でてあげる。

二「なんで謝るんですか?」

目をパッチリと開けた二宮くん。

「あれ?起きてた?」
二「はい。寝顔も撮りました♡」

可愛く笑った。

「俺より早く起きてたのか…」

俺は、二宮くんの横に寝転がった。

二「俺は、大丈夫ですよ。」
「ん?」
二「気持ちよかったです」

恥ずかしそうに笑った。

「どこも痛くない?」
二「あ、痛いかも」
「え!?どこ?」

二「ここ♡」

人差し指で唇をさした。

「え?」
二「翔くんのここで治して♡」

俺の唇をさした。

「二宮くん」
二「ん?」
「出張、すぐ帰ってくるから」

二宮くんは、寂しさを必死で紛らわせてるんだと思う。

二「……でも、寂しいものは寂しい…」

俺の考えてることがわかったように返事をした。

「ごめん」
二「でも、これからは出張が増えるかもしれないんだよね。慣れないと」

寂しそうに笑った。

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