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第2章 明日のために

(櫻井side)

ニ「はい。あ、櫻井さん…」
「テレビ、やってやる」
ニ「いいんですか?」
「もちろん」

二宮さんの家にあがる。

………ワァオ。

なんてこった。
部屋がほとんど片付いている。

「どんぐらい前に越してきたの?」
ニ「3時間ぐらい前です。」

それでこんなに片付いているの?
行動力ハンパねぇ。

ニ「それが、どうかしました?」
「いや…で?テレビは?」
ニ「これなんですこけど…」

ビックリした。
俺んちと同じテレビじゃん。

「俺んちと同じ」
ニ「本当ですか?よかった」

『よかった』?

どういう意味だよ。

ニ「じゃ、すぐに繋げますね」

あ、普通の意味ね。
……って当たり前か。

二宮さんは、ホモじゃないんだから。

「あ、あぁ」
ニ「じゃ、冷たいお茶でも出しますから繋いでてもらえますか?」
「あ、はい」

なんか、二宮さんの性格がわかんない。

小さい子みたいに、可愛くなったり
俺の心ん中見透かしたり
(喉が渇いてた)

よくわかんない。

あ、テレビ繋がないと…。

あーあー、俺の悪い癖だわ。
気が散っちゃうの。

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