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第9章 身の程知らず
(櫻井side)
やっぱり、言ったほうがいいかな?
秘密にするのは嫌だし…。
「二宮くん」
いまだに顔を覆っている二宮くんに話しかける。
二「なんですか?」
両手を下ろす二宮くんの顔には、
赤さがひと欠片も残っていなかった。
「あのさ…話が…」
二「とりあえず、座りません?」
「あ、うん」
二宮くんに言われて、俺がソファーに腰をかけると二宮くんは床に座った。
「え?座んないの?」
二「とりあえず、話を。」
二宮くんの口調はやけに淡々としてた。
「今日、後輩に…キスされました」
二「……はぁ」
え?
なんのため息?
呆れたの?
え?どういうこと?
二「で、なんですか?」
「え?」
二「続き。」
「いや…誘われました」
二「なんて?」
「『俺と悪いことしません?』みたいな感じ…でした」
二宮くんの視線が痛いです。
二「ふーん。櫻井さんは?」
「俺は、そんな風に見てないって言ったと…」
二「ふーん。」
……怖い。
二宮くんが怖いです。
二「ねぇ」
二宮くんがドスッと隣に座った。
やっぱり、言ったほうがいいかな?
秘密にするのは嫌だし…。
「二宮くん」
いまだに顔を覆っている二宮くんに話しかける。
二「なんですか?」
両手を下ろす二宮くんの顔には、
赤さがひと欠片も残っていなかった。
「あのさ…話が…」
二「とりあえず、座りません?」
「あ、うん」
二宮くんに言われて、俺がソファーに腰をかけると二宮くんは床に座った。
「え?座んないの?」
二「とりあえず、話を。」
二宮くんの口調はやけに淡々としてた。
「今日、後輩に…キスされました」
二「……はぁ」
え?
なんのため息?
呆れたの?
え?どういうこと?
二「で、なんですか?」
「え?」
二「続き。」
「いや…誘われました」
二「なんて?」
「『俺と悪いことしません?』みたいな感じ…でした」
二宮くんの視線が痛いです。
二「ふーん。櫻井さんは?」
「俺は、そんな風に見てないって言ったと…」
二「ふーん。」
……怖い。
二宮くんが怖いです。
二「ねぇ」
二宮くんがドスッと隣に座った。