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第9章 身の程知らず
(櫻井side)
二「その子、可愛かった?」
俺の太股に両手をおいて身を乗り出して聞いてきた。
「あ……うん」
二「そっか……」
二宮くんが俺の肩に、頭をのせた。
「二宮くん、敬語やめた?」
二「え?やめてました?」
二宮くんは俺の肩から頭を下ろした。
「うん」
二「やめたつもりは…って話を逸らさないでください!」
二宮くんが俺の太股を叩く。
「あ、ごめんごめん」
二「で、その子はどれぐらい可愛かったんですか?」
「えっと…目がクリクリしてて…」
二宮くんは、笑って聞いてる。
なぜか、満面の笑みで。
「二宮くんが好きじゃなかったら、好きになるぐらいの可愛さ」
二「………そう」
二宮くんが立ち上がって、キッチンに立った。
二「ハンバーグ、食べます?」
「あ、うん…」
二「じゃあ、そこにでも座っててください」
二宮くんに誘導された席に座る。
二宮くんは、何も言わずにテキパキとキッチンを右往左往している。
ど、どうしよう…。
なんか…怒ってる?
「二宮くん、怒ってる?」
二「怒ってるように見えますか?」
はい。
十分、見えてます。
二「櫻井さんは…」
「え?」
二「いえ、なんでもないです」
少し、寂しそうに笑った。
さっきの笑顔とは全く違うものだった。
二「その子、可愛かった?」
俺の太股に両手をおいて身を乗り出して聞いてきた。
「あ……うん」
二「そっか……」
二宮くんが俺の肩に、頭をのせた。
「二宮くん、敬語やめた?」
二「え?やめてました?」
二宮くんは俺の肩から頭を下ろした。
「うん」
二「やめたつもりは…って話を逸らさないでください!」
二宮くんが俺の太股を叩く。
「あ、ごめんごめん」
二「で、その子はどれぐらい可愛かったんですか?」
「えっと…目がクリクリしてて…」
二宮くんは、笑って聞いてる。
なぜか、満面の笑みで。
「二宮くんが好きじゃなかったら、好きになるぐらいの可愛さ」
二「………そう」
二宮くんが立ち上がって、キッチンに立った。
二「ハンバーグ、食べます?」
「あ、うん…」
二「じゃあ、そこにでも座っててください」
二宮くんに誘導された席に座る。
二宮くんは、何も言わずにテキパキとキッチンを右往左往している。
ど、どうしよう…。
なんか…怒ってる?
「二宮くん、怒ってる?」
二「怒ってるように見えますか?」
はい。
十分、見えてます。
二「櫻井さんは…」
「え?」
二「いえ、なんでもないです」
少し、寂しそうに笑った。
さっきの笑顔とは全く違うものだった。