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第10章 キツめのtiming

(櫻井side)

しばらく、抱き合っていた。

「二宮くん」
二「なんですか?」
「意外と、この態勢辛くない?」

上半身だけが、向き合った状態で抱き合っている。

二「はい、意外と」

離れるとニコニコと笑ってる二宮くん。

「可愛い」

頭を撫でる。

二「……会社の後輩のほうが…可愛いんでしょ?」

体育座りをして膝に、顎を乗せて少し口を尖らせている。

……可愛い。

二「俺より…さ…」

二宮くんの目には、うっすらと涙を浮かべていた。

「そんなことないよ」
二「嘘だ」

二宮くんは、俺に目線を向けないで言った。

「俺は、二宮くんが一番可愛いと思うし一番好きだよ」

頭を撫でてあげると、俺に目線をよこした。

二「ほんと?」
「うん。ほんとだよ」
二「くふふ」

二宮くんは、膝に頬を乗せて微笑んだ。
したら、しばらく俺を見て

二「翔くんが一番、格好いい♡」

と、言った。

誰か、理性を抑えられる方法を教えてください。

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