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第10章 キツめのtiming

(二宮side)

櫻「二宮くん」
「ん?」
櫻「襲っていい?」
「えっ」

襲う?
す、するってこと?

櫻「もうさ、我慢できないんだよ」

翔くんが体をずらして俺にくっついた。

櫻「いい?」

翔くんが、さっきまで膝にのってた俺の頬を撫でた。

「え、えっち?」
櫻「うん」

翔くんの手が少し震えてる。

俺はその手に、自分の手を重ねた。

「なんで、翔くんが震えてるの?」
櫻「二宮くんを傷つけないかと……」
「傷なんてつかないよ」
櫻「でも…二宮くんのほうが痛いと思うし…」

翔くんは、優しいから自分のことなんて全て後回しにしてるんだ。

「翔くん」

俺は翔くんの頬を撫でる。

「俺は、大丈夫だよ」
櫻「ほんとに?」
「うん。だから安心して」

翔くんに伝えると、翔くんは俺を押し倒した。

ソファーのひじ掛けが枕代わりになって翔くんとの顔が近くなる。

目をつむると、唇に柔らかい感触。

何度も、何度もチュッと音をたてて唇を重ねた。

しばらくすると、口内にヌリュっとした感触。

「んぁ…」

翔くんの舌が俺の口内を駆け回る。
その舌に必死についていく。

そしたら、唇が離れる。

櫻「っ…無理するな」
「うんっ…わかった…んっ」

再び、唇が重なって翔くんの舌が入ってくる。

俺は、翔くんに身を任せた。

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