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第14章 遠い日の記憶

(櫻井side)

今日は、仕事が短く感じた。

「んじゃ、お疲れ」
村「おー」
山「お疲れさまでしたー」

二宮くんが待っている、会社前のファミレスに向かう。

「あ、お待たせ」
二「ん?あ、翔きゅん…」

え?
『翔きゅん』?

ニ「待ってましたよ♡」

ほっぺ真っ赤…。
しかも、ジョッキあるし…。

「え?酒、飲んだの?」
二「えへへ、飲んでないよ♡」

いやいや、飲んでるだろ。

座ると、二宮くんがまたジョッキに手をかけた。

「いやいや、駄目だって」

ジョッキを取り上げる。

二「あぁ~…」
「酔いすぎだし…」
二「翔きゅんも飲も?」
「飲まない。帰るよ」

俺は、二宮くんの手を引いた。

二「うん…」

二宮くんがこんなに酔ってるの初めてみた。

「これ、おねがいします」

俺は、レジに1万円を置いた。

「お釣りはいりません」
ス「ありがとうございましたー」

俺は、二宮くんの手を引いて家まで歩いた。

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