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第15章 リアルと繋がるリセット

(櫻井side)

俺と相葉は、近くの喫茶店に来ている。

相「にのは今から2年後つまり…」
「飴を、買ってここに来たのか…」
相「にのには…彼氏がいました」

彼氏が?

相「誰が彼氏だったのかは、わかりません。でも、にのは浮気をされていたんです」

「浮気?」

相「はい。特に何かを言われたとかじゃないんですけど…。にのってなんて言うか…そういう空気?を感じやすくて…」

「確かに…」

二宮くんは、なんとなく一歩引いたり気を使うことが多かった。

そういうのも、全部空気を感じ取ってたのかな…。

相「そういえば、お客さんは…」
「櫻井」
相「え?」
「櫻井翔」

俺が、名乗ると相葉も名乗った。

相「それで…櫻井さんはにのとどういう関係ですか?」

「恋人です」

相「え?」

「付き合ってます」

相「そうですか…」

相葉は、微笑んだ。

「どうしたんですか?」
相「いや、安心しちゃって…」

にこにこしながら、安堵の息を吐いた。

「そうですか?」
相「はい。櫻井さんならにのを…大切にしてくれると思って…」

そんなとき、相葉のポケットの携帯が鳴ったんだ。

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