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元風嬢、でも良いじゃない。

第7章 健全なバイト?健全なバイト仲間?

私はほぼ毎日働いた。

お金が欲しかったし、
バイトが楽しかった。

店長は私に新しい仕事をどんどん渡し、
時給もどんどんあげてくれていた。

他店舗にも研修・ヘルプで出向き、
その先でも気に入られていた。


男性のお客さんが多く、

店員たちはよく連絡先も聞かれたりするし

自分の常連さんも多くできて、

とても楽しく働いていた。



これこそ私に向いている仕事だ!とまで、思えるような仕事だった。


頼られる、好かれるのも悪くない。


派遣の時のように、

ただ時間が過ぎるのを待っているだけではなく、

しっかり働いている実感もあったのが良かった。




勿論、皆が皆私の事を好いていたわけでもない。



いきなり入ってきて店長に可愛がられる私のことを
よく思わないスタッフはどの店舗にもいた。

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